【常にシーラーを疑う5】
- 2010.02.21 Sunday
- 10:41
◆シーラーの感触の特徴◆
純正以外のシーラーは、乾燥が不完全な状態で塗装されるため、内容が塗膜によって保護され、柔らかいものが多いです。爪の先で押すと、塗装面が割れてプチプチ音がします。ドアやボンネットのシラーに限らず、全て箇所のシーラーに言える事です。
ですから、形で識別しづらいものは、シーラーの硬度を確認してください。カモフラージュ技術に長けた修理工場は、純正と変わらないほどの似たシーラーで仕上げてきますし、テープになったシーラーを使用する工場もあります。テープですと、形は均一ですが、やはりシーラーEND部分の形状が純正と違いますので、そこで判別できます。
シーラーを熟知するまでは、シーラーを爪で押す癖をつけましょう。慣れてくると、エンジンルームなどの狭い部分のシーラーには、ボールペンの先で突いただけで、識別可能になります。
※ごくまれに、純正より硬いカチカチのシーラーがあります。これは、大きな事故修理などで、シーラーを注入して塗装するまで長時間かかり、シーラーが完全乾燥してしまった場合です。硬すぎるシーラーにも注意です。
純正のシーラー
上の画像のように一部だけ歪むことは、古い外車にはあります。