中古車販売と修復歴 評価点

  • 2013.06.22 Saturday
  • 22:41
JUGEMテーマ:事故車修復歴車


TVのCMでおなじみの、Goo鑑定。
中古車情報雑誌、Gooに掲載される車両に、販売店が検査料を支払って、評価をつけるシステムです。このようなシステムは、いくつかの車両検査会社や団体が独自の評価方法をとっていますので、Goo以外の小売りの媒体によっては、それぞれ検査評価の基準が違います。

Goo鑑定を例にとりますと、車両検査員が、Gooの加盟店を回って、車両を1台1台検査するのですが、10数年前に私もGooの検査と同じような仕事をしていました。

私の担当エリアは神奈川と東京都西部で、けっこう範囲は広いです。仕事の内容は、オートオークションの加盟店(中古車販売店)を回って、TVオークションに出品する車に評価点をつける仕事です。当時から私は「なぜ中古車情報誌や販売店の展示車に評価点をつけて表示しないのだろう?」「将来、小売りの販売車両にもユーザー向けの評価点がつくだろう」とは思っていました。

よく考えてみると、中古の商品は中古車ではなくても、評価点が必要なのではないでしょうか?中古の「楽器」「電気製品」「服」「家具」「ブランド品」など、需要の多いものから、評価点システムを導入すべきなのです。

もし導入されれば、評価点5点の「中古ピアノ」を購入したが、ピアノ検査会社に鑑定を依頼したら、水没ピアノだったのでキャンセルした。なんてことが、将来起こると思います。

現在の中古車の卸売りの場合ですと、中古車業者は評価点に対して「再検査」を要求する権利があります。「オートオークションで落札して仕入れたが、検査会社で見てもらったら、修復歴車だと言われた。」
仕入れたオークションの検査員による再検査後、修復歴が認められてキャンセルする。
というような事態がけっこうあります。

流通している小売り用の中古車に、これだけ評価が記載されると、中古車販売店で購入した車両に対して、ユーザーが「この車おかしいな」と感じた場合、別の検査会社に検査を依頼するか、査定協会に持ち込み、セカンドオピニオン(別の機関での鑑定)を行使する方がすごく増えるでしょう。

これからは、ユーザーも評価点を参考に商談やクレームの申告をする時代が来ると思います。現在の一般ユーザー向けの小売り用の評価も、おおまかな表現でまだまだあまい配点の仕方だと思います。オートオークションの評価はもっと厳しく、傷やへこみなどの瑕疵も展開図に容赦なく記載されます。

本当は中古車販売店の方が、検査員レベルの修復歴を判別する能力をそなえれば、検査員に出張で評価点をつけてもらわなくても、自分で配点すれば良いわけで、中古車販売店のレベルアップ用に、当時、こんな教材を2年がかりで作ってみました。



試作品は
↓↓↓↓↓


調子に乗って特許申請まで(笑

査定支援システム

さらに調子に乗って修復歴評論家気取りも(爆







事故車や修復歴車に関する事は、いろいろやってみましたが、最終目標はユーザーがご自分で修復歴をチェックできる


修復歴発見器です。


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    とても勉強になりました。

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