前期型と後期型 VOXY ノア 編
- 2014.06.17 Tuesday
- 08:57
輸入車でも国産車でも、ほとんどのメーカーは新型車が販売されてしばらく経つと、マイナーチェンジされて、デザインなどの一部が変更され、ちょっとカッコ良くなって販売されます。
初期モデルが前期型、マイナーチェンジ後のモデルが後期型と呼んでいます。メーカーは、新型が販売されてから、不具合個所や欠陥などの情報を収集して、常に改善しています。それを、リコールと呼んだりサービスキャンペーンと称したりしております。
デザインの変更は、車に興味が無い方が見ると、変更点に気がつかないような、軽微な変更が多いです。ヴォクシーを例にとりますと
こちらが前期型↑↑↑↑↑
こちらが後期型↓↓↓↓↓
厳密に言うと中期型(CBA−AZR60G)ですが↑↑↑↑
メーカーや車種によって違いますが、2パターンから5パターンくらいのマイナーチェンジがありますので、どこからが後期型か微妙なものもあります。このヴォクシーの前期、後期二つの画像を見比べても、見た目ではほとんど区別できません。しかし、大事なのは見た目ではなく、機能や構造が変わっている事です。
ノアやVOXYの60系ですと、13年〜16年の前半までが前期型(TA−AZR60G)です。16年後半から19年までが後期型です。17年後半から少し変わりますが、基本は同じです。この初期型がやっかいです。エンジンオイル交換を怠ってオイル管理ができていないものは、程度はさまざまですが不調が発生します。よくあるのが、
1.アイドリング不調による車体の振動
エンジンオイルの管理ができていても、スロットルバルブなどにカーボンが堆積し、アイドリングが低くなってしまい、エンストしたり回転が低いために振動が発生し、ドアなどがブルブル震えたりします。これはけっこう不快です。
2.エアバックランプの点灯
ハンドルの付け根にある、ウインカーレバーの内部機構(スパイラルケーブル)の不良によって、エアバックランプが点灯してしまいます。
3.ドライブシャフト異音
走行が多めになると、ブーツが破れてグリスが散乱したことが無くても、ドライブシャフトのベアリングから「カリカリ音」が出ます。ブーツ内のグリスの耐久性の問題だと思います。前期型は、ある程度の距離を走ったら、ドライブシャフトのグリスを交換する必要があるといえます。
4.ブレーキローター編摩耗
他のワンボックスよりフロントブレーキローターの編摩耗による、ジャダーが多い感じがします。
5.スライドドアとリヤフェンダーガラスモールとの緩衝
リヤフェンダーのガラスモールが、スライドドアの後側に挟まり、スライドドアが開かなくなります。
6.これは最悪のケースですが、スラッジなどでエンジン内部のオイルの流れが悪くなり、油圧が低下しエンジンが焼きつきます。私の知人は、この症状で2台ダメにしました。オイルランプがたまにつくようになったら、フラッシングは禁物です。
どんな車でも、後期型になると改善によるメリットがありますので、前期の価格の安さと、後期の機能の安定感とのバランスを考えて中古車選びをしていただきたいと思います。
管理人お薦めの車両
にほんブログ村
中古車・買取 ブログランキングへ
けっこうそういった問題が多いため調べていました。
でもこのノアは調子いいですよね、定番ですよねファミリーカーとしては!