車業界も女性がいい仕事します3

  • 2011.06.27 Monday
  • 22:19
 
社長「〇〇さん(←私の苗字)、この資料見てください」

私が2階の事務所で、そこの社員を教えている時に、社長が上がってきて、そう言って数字データらしき紙を私に差し出しました。

それは車買取チェーン店Gの約600店舗の、1か月の査定数や買取数、粗利などの順位がのった資料でした。もちろん極秘資料です。前にお話ししましたが、1年前は、平均すると1か月の1台あたりの利益は9万円ほどで、買取台数は100台前後でした。

今回の資料を見ても、買取数は変わらず100台ほどでしたが、1台当たりの利益が、32万円強にグ〜〜〜ンと跳ね上がっていました。要するに、1か月で100台X32万円で3200万円以上の粗利を叩き出したことになります。

徐々に利益は率は高まっている実感はありましたが、実際数字を見たのは初めてでした。車買取チェーン店Gの600店舗の利益率ランキングの1位になることができたのです。
その頃の女性スタッフには、もう昔の頼りない面影は無く、その辺の車屋さんの社員や買取店のスタッフより、車を見る目は肥えていました。自信もついて、難しい微妙な修復歴車が査定に来ても、当時現役の某オートオークション検査員だった私に聞いてくることもほとんど無くなり、私の役目もやっと終わりに近づいてきていました。

中古車屋さんや、買取店などで査定をされているスタッフの方と、オークション検査員との大きな違いって何だと思います?
それは、

どこまで損傷が及んでいるか、または修復されているかほぼ正確に表示できるかできないか、そこに尽きます。そこが把握できれば、自動車の機能に影響を及ぼすかどうかも見えてきます。





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ジャダーって聞いたことありますか?

  • 2011.06.19 Sunday
  • 22:25
JUGEMテーマ:愛車を売るなら高額で

女性の方であればほとんどの方が知らないと思いますが、車業界の人間であれば、ジャダーって聞くとピンとくることがあります。単純にヤフーで検索すると、
「摩擦によって動力を伝達するクラッチやブレーキ(摩擦を利用するもの)においてスムーズに力が作用せず、異音や振動を起こす。ブレーキまたはクラッチの作動時にキー音またはギー音が出たり、ダダダダと振動したりする。」
と出てきます。

要するに、
1.ブレーキを踏むと足にグワングワン振動がくる。

2.マニュアルミッションのクラッチをつなぐ時、グワングワン振動がくる。

3.オートマで発信する時、グワングワン振動がくる。

一般的にはこんな例が多いですが、ジャダーで最初に思い浮かべるのは

【ジャダー】=ホンダ

我々はこんなイメージです。ホンダと実名を出してしまいましたが、ホンダのCVTは、現在こそ改良されているのでしょうが、一時期はリコールも出たとか出ないとか、保証が7年16万kmに延長されたとかされないとか、とにかく発進時のスタートクラッチの振動で不快なCVTのイメージです。
走行できないほどのジャダーは私も体験したことが無いので、

 

 

そのまま乗れば、別に問題はありませんので、今までそんなに大きな騒ぎになっていません。ディーラーでCVTオイルを交換して当たり付けをすると、かなりの確率で良くなります。(またすぐに元に戻ってしまうものもありますが、通常2〜3万kmは快適に発進できると思います。
費用は、HMMFというホンダのCVT専用の添加材入りCVTオイルを8リッターほど交換しますので、¥18.000ほどです。

この前見たフィットの査定書にあったものです。




今回は平成13年のシビックIE まさに危ない年式のCVT車ですが、シビックのジャダーってあまり聞いたことがなかったのですが、一応念入りに何度も前進後退を繰り返して、冷間時と暖機終了時のジャダーも確認し無事仕入れできました。

こんな感じの車です。


念入りにジャダー確認をして仕入れましたので、ジャダーはありませんが、発進時空転します(爆笑 スターティングクラッチが悪いのだと思います。20回に1回くらいの割合で、発進時3秒ほど空回り状態になり、「ドン!」と衝撃とともに発進しはじめます。
ジャダーより不快な感じです。3秒ほど空転しますから、坂道発進は1メートルほどずり下がって、「ドン!」とつながって発進ですから、危険です。

とても気に入って仕入れた1台でしたが、キャンセルさせていただきました。ミッションを中古などに載せ換えるか、スタートクラッチを交換するか、修理するならどちらかだと思いますが、どちらにしても高額ですね・・・・・・

 

フィットのGD1 平成13年〜16年までの前期型は、ジャダーが発生しやすいものが多いようです。特に坂道発進などで長めに感じます。ジャダーが気になる方は、後期型のフィットを購入されたほうが、ジャダーを感じる確率は低いと言えます。

しかしながら、GD型フィットは多かれ少なかれ、ジャダーは感じますので、ジャダーとうまくつきあっていくことが大切です。

 

発進時のみ振動を感じますが、女性などは気がつかずにのっている方も多いです。平成13年〜20年頃までの、フィット モビリオ エアウエイブがスタートクラッチにジャダーが発生する該当車種ですが、どの車種も他のライバル車をしのぐ燃費で、ジャダーなど気にならなくなるような魅力的な車なのは確かです。



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車業界も女性がいい仕事します2

  • 2011.06.12 Sunday
  • 19:56
 
ディーラーや中古車販売店、車買取店などの車関係の職種は、肉体労働はそんなにありませんので、女性だからといって男性より不利になることはありません。しかしながら今までこの業種で、男性を超えるような仕事ぶりの女性を見たことが無かったので、ハッキリ言って女性をナメていました。

もちろん最初は、査定教育が徹底されていなかったため、女性スタッフの方の査定の仕方を見ると「やる気あるの?」と感じさせるものでした。ハイヒールを履いて、チョコチョコっと車の周りをまわって、「この車OKです!」みたいな感じでした。修復歴車も冠水車も、雹害車、火災車もなんでもOKになります(笑 隣が買取のアップルでしたので、難ありの車などは、アップルで低い値段を出されて、こちらで見落として間違って高く買ってしまう流れですね〜
お客さんにとっては、超優良店になるんでしょう(笑
これじゃあ、月に数百万の損失を出すのはあたりまえで、商談をする以前の問題です。

週に2回(水曜と日曜)に、来客された全ての車を私が検査して、その後女性スタッフに査定させて、答え合わせをする実践型教育を続けました。相場も難しいものは、私が講習をしていない日でも、電話で相談を受けて買取金額を決めてました。私もその店の数字を上げるために全力を尽くしました。

徐々に彼女たちの眼の色も変わり、半年ほどたち気がついた頃には、査定する時も四つんばいになり、車と地面の間に頭を入れて下回りをチェックする彼女たちの姿に、これからの期待に胸を膨らませたものでした。
しかし、最初の頃のように、何もわからず勢いで仕事をしていた時とは違い、査定や検査の本質がわかり、車を買う事の怖さや難しさで不安に感じる事が多くなるのもこの時期で、相談や質問もこの頃
ものすごく多かったです。女性スタッフの成長とともに、店舗の利益率も急速に上がって行きました。その後、もっと大きな喜びが彼女たちを待っていました!





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車業界も女性がいい仕事します1

  • 2011.06.01 Wednesday
  • 00:46
JUGEMテーマ:愛車を売るなら高額で

年寄りの昔話を聞いてください(笑
10年くらい前のことなのですが、当時私は某オートオークションのTVオークション部門の検査員もしており 。神奈川県や東京都の中古車屋さんをまわって、出品車を検査しておりました。

おかげで色々な中古車販売店の社長と知り合いになり、査定講習を頼まれることが多くなりました。その中でも最も記憶にあるのが、1年半の長い期間講習をすることになった、某車買取チェーンGのとある店舗です。

きっかけは、私がそこの社長に
「こんなに買い取っていたら、儲かってしょうがないんじゃないですか?」と尋ねたことから始まりました。
その店舗は、買取店にはめずらしく、店長以外の4名の社員は全て女性だったのです。女性の武器をフルに使って、どんどん成約していきます。土曜日曜はお昼ごはんを食べる暇も無いです。
私もそばで、その女性たちの商談内容を聞いたことがありますが、落とし所(クロージング)がうまかったです。
男性客はイチコロです(笑

その当時で、月100台前後の成約数でした。
これは、他の店舗と比べてもかなり多い数字です。
しかし、1台あたりの利益はというと・・・・・
台当たり9万円だそうです。
粗利の合計は¥900万となります。

その当時台当たりの利益は15万くらいが適正利益の時代ですから、かなり低いです。査定のプロであれば1500万は稼げるはずなのです。

社長に聞くと
「かなり大きな利益が出る車も多いが、大きな損を出す車も多い」
との事でした。
まあ、女性が査定するわけですから、仕方が無いのかと私自身も
その時思いましたが、大きな間違いでした。

女性に対する先入観が間違っていたことに気づいたのは、
それから1年後あたりでした。





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