- 2011.06.01 Wednesday
- 00:46
10年くらい前のことなのですが、当時私は某オートオークションのTVオークション部門の検査員もしており 。神奈川県や東京都の中古車屋さんをまわって、出品車を検査しておりました。
おかげで色々な中古車販売店の社長と知り合いになり、査定講習を頼まれることが多くなりました。その中でも最も記憶にあるのが、1年半の長い期間講習をすることになった、某車買取チェーンGのとある店舗です。
きっかけは、私がそこの社長に
「こんなに買い取っていたら、儲かってしょうがないんじゃないですか?」と尋ねたことから始まりました。
その店舗は、買取店にはめずらしく、店長以外の4名の社員は全て女性だったのです。女性の武器をフルに使って、どんどん成約していきます。土曜日曜はお昼ごはんを食べる暇も無いです。
私もそばで、その女性たちの商談内容を聞いたことがありますが、落とし所(クロージング)がうまかったです。
男性客はイチコロです(笑
その当時で、月100台前後の成約数でした。
これは、他の店舗と比べてもかなり多い数字です。
しかし、1台あたりの利益はというと・・・・・
台当たり9万円だそうです。
粗利の合計は¥900万となります。
その当時台当たりの利益は15万くらいが適正利益の時代ですから、かなり低いです。査定のプロであれば1500万は稼げるはずなのです。
社長に聞くと
「かなり大きな利益が出る車も多いが、大きな損を出す車も多い」
との事でした。
まあ、女性が査定するわけですから、仕方が無いのかと私自身も
その時思いましたが、大きな間違いでした。
女性に対する先入観が間違っていたことに気づいたのは、
それから1年後あたりでした。
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ほにゃらら発見器って、ふつうウソ発見器を思い浮かべますよね〜
うそじゃないんですが、ごまかそうとしている事柄を暴きだす為の発見器について、昔はよくいろいろな方と話合いました。
その名も、事故発見器。
その名のごとく、修復歴をお手軽に暴きだすテスターです。
修復歴を発見するための原理は、こんなのが考えられました。
1)修復したところはパテを盛りますので、フレームなどに電流を
通して、電流の流れ方から発見する。
2)X線などを照射して、透視して発見する。
3)正規のフレームの寸法などが入ったデータを入力した、センサーで各部の寸法を計測し、そのズレから発見する。
など、販売に向け真剣に考えた時期がありました。
低価格で、ポータブルなサイズであれば、
自動車業界や一般消費者にも需要はあると思います。
ペンライトくらいのサイズで¥19800。
高額の中古車を購入される場合は、このくらいの金額は
安いもんだと思います。
我々の同業者でも、修復歴をを見落として買ってしまい、20〜30万損してる方はザラに聞きます。こんな夢のような機器が、将来販売されると便利だなぁ〜と思うのですが、
すごく困る業者さんも出てくると思います(笑
それとは違うのですが、私がまだ若い頃、こんな特許を出願してみました。
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愛車を売るなら高額で
この前ガソリンスタンドでタイヤ交換をしていた時の話です。
このスタンドはいつも商売熱心で、いつも「洗車いかがですかとか?タイヤの山がもうありませんので、タイヤ交換いかがですか?」ハッキリ言ってウザイお店です(笑
だいたい女性がカモになっているようです。
私が目撃したのは、10年ほど前の輸入車で、ガソリンを入れに来ていた主婦だと思われる女性に、スタンドの店員がこう話しかけました。
店員
「オートマのオイルがまだ交換されていないようなので、そろそろ交換した方がいいと思います。」
主婦
「でも、ディーラーで点検した時はそんなこと言われなかったけど?」
店員
「ディーラーはオートマオイルの交換にはあまり力を入れてないので、勧めたりしませんよ。汚れてますので、そろそろ交換時期だと
思います。」
主婦
「いくらくらいかかるの?」
店員
「1万4千円くらいです。」
主婦
しばらく考えて
「・・・・・・・・じゃあお願いするわ。」
私「こんなふうに、ATミッションは壊れていくんだなぁ」と悔しい思いでいっぱいになりました・・・
私が扱ったオートマ不良の車の記録簿を見ると、まったくオートマオイルを交換していないのに、走行5万km過ぎていきなり交換した記録のあるものが多いです。
まめに、2万kmぐらいのサイクルで交換しているもので、オートマ不良のものはまだ見てないです。20万kmでオートマオイル無交換でも調子の良いものも多いです。古くなったオートマに新しいオイルを入れると、スラッジなどが溶け出してバルブを詰まらせたりするらしいです。
オートマオイルは、交換するなら新車時よりまめに交換。
交換せずに5万kmを超えてしまったら、廃車まで無交換で乗るりつぶす。
どこで勧められても、オートマオイル交換は勧められるまましないほうが良いです。
【ヤフオク中古車落札マニュアル】
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- 2011.01.29 Saturday
- 23:21
事故などで保険扱いで修理する場合、ディーラーは
ちょっとした凹みなども交換したがります。
ユーザーが支払う場合は、
ユーザーは自腹ですのでなるべく安価で修理したがりますので、
ディーラー側も板金を選択しますが、
保険会社が支払う場合は、なんとか交換して、部品販売で儲けようとします。
◆サービスフロント
「保険会社と交渉して、あまりへこんではいませんが、板金でたたき出すのではなく、全部新品のドアに交換することになっています。(喜んでください)」
◆お客様
「ありがとう、まだ新しい車なんだから、少ししかへこんでないけど、
全部交換してもらわないと困るよ」
なんて会話も多いと思いますが、これは間違いです(笑
正解例は以下です。
▲サービスフロント
「薄いへこみがドア2枚にわたってますので、板金できれいに仕上げます。」
▲お客様
「え?まだ新しいんだから、両方のドアを交換してよ!」
▲サービスフロント
「お客様、当社の板金技術は優れていますので、交換と同じレベル
の仕上がりは保障できます。それと、ドアを2枚も交換しますと、
その履歴は新しいドアに残ってしまい、事故を起こした怪しい車
のようなイメージを残してしまいます。」
「査定される時に、本来は事故車というような評価ではないのに、
その怪しさから、減額されてしまうことも多いです。板金では修復不可能なもや仕上げが荒くなってしまうもの以外は、板金をお勧めします。」
まぁこんな会話が理想的です。
高額車の場合、複数のパネルが交換されているために、〜十万以上査定額が下がる事も多いです。交換したもはすぐに発見されます。
板金で修理された車はどうかといいますと、気がつかれない事が
多いです。発見されたとして、板金で直るくらいの小さなダメージだったとの推測で、いやなイメージは抱かれません。
ということで、むやみに交換を進めるところはには、この文面をプリントアウトしてお渡しください(笑
ディーラー整備の車両あります。
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事故車修復歴車
人をはねて死亡させ、人身事故を起こしたような車って、捨てますか?安ければ捨てますけど、高ければもったいないでしょう?
私がオートオークションで検査員をしていた頃、車体の前回りがソフトな感じでへこんでいて、フロントガラスが割れて、その隙間に髪の毛がビッシリ・・・なんていう車はけっこう見ました。これは、室内側の場合もあり、室内側のガラスに髪の毛がめり込んで血だらけみたいな・・・
まあこんな車も、綺麗に清掃されて修復されて、中古車市場に出回るわけでして、こういう車で人が死亡しているかどうかまではわかりませんでしたが、初めからわかっている場合もあります。
自殺車両とわかって見た車は、私の経験した車両は全てすごい異臭でした。どういう形で亡くなったかにもよると思いますが、ハエなどが発生するまで放置された場合は、かなりすごいです。テールランプの中までハエが入るものもありました。
これを売り物にするまで復元するわけですから、並大抵のことではないです。
でもなぜかそういう車は、必ず一年以内に戻って来るになるんですよね。キャンセルになるというか、クレームで返品になるというか・・・・・
理由はたぶん、夜になると後部座席などに、何かを見てしまうんだと思います・・・・
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25年くらい昔の話ですが、私がディーラーにいた頃って、ディーラーのモラルも今ほど確立されていませんでした。今では詐欺罪などといわれる「走行メーターの改ざん」も日常のように行われいまして、その当時の人気の方法としては
1)車体の後ろ側(FFであれば前側)をジャッキアップしてバックで逆回転させて 走行距離を減らす。
※今の車はそんなことをしても戻らないと思いますが・・・・
2)スピードメーターケーブルを電気ドリルなどで逆回転させて戻す。
※ 今のメーターはデジタルなので、現在は走行距離を戻す機械がありますので、ドリルは必要ないです。
3)最も簡単なのが、メーターの透明なカバーを外して、精密ドライバーなどの先端で、無理やり戻す。しかしこれは、ギヤがかけたりずれたりして、戻した距離計部分がずれる事が多いです。万や千の位の位置が一直線にならないです。
走行距離管理システムも無く、車検証に距離が記載されることも
無い時代の話ですの多めに見てやってください。
今は、ディーラーや大手中古車販売店が率先して、不正メーターの撲滅を宣言しています。
しかし、現在も走行距離の巻き戻しは横行しているのは、なぜでしょう?
1)儲かるから。
2)安ければ良いと騙される消費者が多いから。
3)実際に逮捕される例があまり無いから。
こんな理由からでしょうか・・・
騙されないように購入するには、記録簿に記載している距離が
自然につながっているか確認することです。いくら、オートオークションや走行管理システムを通過していても、過去に戻されている可能性は0では無いのです。
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